結婚指輪と婚約指輪は違います
結婚指輪と婚約指輪は、全く違います。「嘘をつけ!同じじゃないか!」という、お怒りの声もあるでしょう。
同じ指輪であれば、なぜ「結婚指輪」「婚約指輪」と名前が分かれているのでしょうか。説明がつきません。海外でも結婚指輪は「wedding band」、婚約指輪は「engagement ring」と呼び名は変わります。呼び名が違うのは、結婚指輪と婚約指輪が別物の指輪だから。では何がどう違うのか、両者の違いについて掘り下げてみます。
使う目的が違う
結婚指輪と婚約指輪は、使う目的が大きく違います。婚約指輪は、プロポーズの際に贈られる指輪です。膝をつき「愛の言葉」を呟いた後、手にしているリングケースを開くと優しい光に包まれている指輪こそが「婚約指輪」になります。
結婚指輪は、日常的に使う指輪です。左手薬指に輝くものがあれば、既婚者であるのが一目瞭然。輝くものがなければ「独身」と認定されるでしょう。最近は“悪い虫”がつかないよう、独身者でも敢えて左手薬指を光らせている人はいます。ただ一般的に、結婚指輪は「既婚者の証」としの役割を担っています。
デザインが違う
結婚指輪と婚約指輪の違いは、見た目です。結婚指輪はシンプルで、婚約指輪はかなりのゴージャスぷりです。
結婚指輪は日常生活においても使うものになります。日常生活でも困らないよう、シンプルなデザインに寄せているのです。一方で婚約指輪は、プロポーズの際に使う指輪になります。色んなタイプの指輪がありますが、基本的には大きなダイヤが使われています。
違いは曖昧になりつつあり…
令和に入り、結婚指輪と婚約指輪の明確な違いは薄れている気がします。普段から婚約指輪も一緒に使う人も、増えてきました。かつてはシンプルな指輪が多かった結婚指輪も、最近は輝くようなゴージャスな結婚指輪も増えています。
冒頭にも少し触れたように「結婚指輪と婚約指輪は同じ」という意見が、出てくるのもある意味仕方ないと言えるでしょう。どの指輪をどういう形で使うかは人それぞれ。大事なのは、どれだけの愛をこめられるのかどうかです。